茨城県 霞ヶ浦 北部 2012年6月15日、以前より野生で観察していた地元のコブハクチョウ家族へ接近。 今年は繁殖して無事に雛が大きく生育しつつあります。 渡り鳥であるオオハクチョウ・コハクチョウと違い、コブハクチョウは日本に元々居ない 外来種でもあるわけですが...。
先ずは雄親が威嚇・偵察に現れました。 しかし好奇心旺盛な雛たちは堪らずに後方で顔を出します。 もちろん雌親が引率。
実は雄親は攻撃的。刺激をしたり不必要に近づいてはいけません。 今回使用のデジタルカメラは光学30倍ズームが可能なので遠巻きに撮影。
昨年は別のコブハクチョウ家族が繁殖したんですが、野犬に襲われ全羽全滅しました。 今年は両親+雛6羽の家族。しかも雛たちは未だ発育途中で片足でしか水を掻けません。 右に写っているのは雌親。
この雛も片足でしか水掻きできない雛。 しかし他の兄弟と違い、雌親よりも雄親のほうに懐いている様子。 気になるのか、盛んに雄親を注視しています。
雄親は相変わらず威力偵察中。 そして私の近くまでやってきました。笑 コブハクチョウは欧州原産の外来種ですが、日本各地で繁殖し、真夏でも餌を求めて 活動します。 その為、この霞ヶ浦にも居ついてしまった様子。
雌親のほうは雛たちにつきっきり。 こちらは親も雛も性格が穏やかで、カメラを向けても知らん顔。笑 良くはないと思いますが、地元では餌を与えている人もいるようです。 まぁ愛護の仕方は人それぞれなので、そこはノーコメント。
やがて片足だけで雛が果敢に泳ぎ始めました。 すると雄親が寄り添いながらそれを守ります。 コブハクチョウの親子愛...。 微笑ましい瞬間ですな。笑
やがてコブハクチョウ家族はレンコン田脇の藪の中に消えて行きました。 雄親が最後尾を防備。 しかし、雛たちが大きくなり活発な活動を始めると、野犬の領域に重なります。 おそらく幾らかの雛はこの夏を越せないでしょう。 それでも今はこのコブハクチョウ家族を見守らないといけませんね。 地元ではレンコン田を荒らす害獣とされていますが、巣の隣接田の皆さんもとりあえずは 静観されている様なので先ずは安心かな。 |