茨城県 霞ヶ浦 北部



2012年6月26日、野生で観察していたコブハクチョウ家族への接近、第四弾・・・?

と思いきや、先日と同じ場所で再び雛が防鳥ネットに絡まって悶えていました。



しかも親たちは今回の救出を諦めて、既に立ち去ってしまった様子。




近づくと、”ぴー ぴー”と鳴きながら足をバタつかせます。

少し前までは親たちが見守っていたとの事ですが、この状態では自然な救出は無理。




そのままでは夜にも絶命しそうなのでハサミでネットを切り、水路に放します。

その後は耕作者にも事情を説明して事後の了承を得ました。



放した雛は”ぴー ぴー”と鳴きながら親たちを探しています。




雛は結局、巣に戻らずに霞ヶ浦湖畔に到着。



実は巣の位置も知っているのであらかじめ確認しましたが、巣にも親たちは見当らず・・・。

可哀想に完全にはぐれてしまいました。



そしてこの写真(6月26日夕刻)を最後にこの雛は以後行方不明に・・・。




2012年6月27日、いつもの家族を探していると他所で別のコブハクチョウに遭遇。

こちらは3兄妹的な3匹の群れ。 水面には少々アオコとかがあります。

警戒は全くせずに、人を見ると餌を求めて近寄ってきます。

人に慣れ過ぎているのはイマイチ萌えませんがね。笑





しかしカメラを向けると、サービス精神満点で接近してくれます!

そして迫力の近接撮影。

ここまでの接写は初めての経験ですな。笑


結局、この日はいつもの家族を確認できずに終わりました。




2012年6月29日、コブハクチョウ家族は雛1羽とはぐれた場所から400m程のところに居ました。

さっそく子供の数を数えます。

元々は6羽の雛たち。   ・・・やはり5羽しかいませんね。


残念ですが、これも自然の摂理。




日に日に大きくなる雛たち。

もうすぐ親と変わらない大きさになります。


この日、ここでは釣り人のオジさまを威嚇しながら日向ぼっこをしていました。

凶暴なのがこの家族の特徴です。笑




1羽の雛を失った様子ですが、まだまだコブハクチョウ家族の子育ては続きます。

願わくば、このまま無事に大きく育って欲しいものですな。


そしてそれぞれ独り立ちし、他の湖沼でもその大きな存在感を・・・。

と思っても、コブハクチョウは”渡り”を行わない外来種。

少々複雑な心境ですが、まずは見守りましょうか。








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