茨城県 霞ヶ浦 北部



2012年8月13日、野生で観察しているコブハクチョウ家族への接近、第八弾。

今夏は霞ヶ浦の各所でアオコが大発生。風向きにより滞留する湖岸では湖水が緑色に。




湖岸では異臭が漂いますが、ここは初夏に白鳥が回遊していた植生豊かな区間。

バスクリン色やらペンキ色とか言われてますが、メロンソーダ色にも見えます。


霞ヶ浦の水質改善は生物にとっては文字通り死活問題。そして白鳥はもちろん行方不明。




すると4km以上離れた場所に避難していました。こちらはいつも副で登場の2羽。

風向きでアオコの少ない漁港に逃げてきた様子。・・・ブルブル震えています。



でも緑鳥になっていなくて良かった。笑




以前より観察していますが、ひょっとして”つがい”になっているのかな?

いつも一緒に居るようですが、初夏は3羽編成だったんですけどね・・・。



まぁ、人間界でもよくあることですが。




さて本命の白鳥一家。先ずは家族の羽数を数えます。・・・7羽。


先月末からは子供の数は変わっていません。もちろん親も健在。

しかし最近は人間をあまり警戒していない様子なのが気になります。



餌付けされ過ぎという噂もありますが。笑




餌が投げ込まれるのを期待しているのか、付近の回遊を始めました。

親たちも雛を守る季節が過ぎ、雛と一緒に餌を食む期間に移行していますね。笑


おっと、この大きさまで育つと既に”雛”ではありません。若鳥と呼びますか。

雄親+雌親+5羽の育ち盛りの若鳥たち、のコブハクチョウ家族へと改めかな。





既に野生の面立ちはどこかへ去ってしまい、「餌くれーー!」的な立ち泳ぎまで覚えました。

この雛たち改め若鳥たちはどうなってしまうのでしょうか?



あまり半野生種が増えるのは微妙な気持ちになります。




いつまでたっても餌が投げ込まれないので、コブハクチョウ一家は相談を始めました。

もちろん相談結果は「この人間、餌もってねーよ! 去ろうぜ!」的な雰囲気かな。


日々大きくなっている大食漢の若鳥たちにとっては、それが大切な行動理由なのでしょう。




やがて水路を遡り、私の元から離れていってしまいました。

一家の行動範囲がどんどん広くなっているので、次回の接近は難しそうな気がします。



この水路はアオコの大発生区間からは数km離れているので、今夏は無事に越せそうかな。


願わくば、次回も無事に一家が健康であることを願います。








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