♯タダミィ ラプソディ 遥かなる只見。 私の大好きな福島県奥会津の渓流への挑戦も、いよいよ大成結実。 2013年は自らの直感を信じて幾度も通い、遂にトロフィーサイズの岩魚をキャッチ。
そう、2013年6月20日の渓流釣行は、一生涯忘れられない1日となります。 この日を記すには、前日までの状況も記します。 この年の5〜6月は記録的少雨が続き、 前日にやっと、奥会津でもまとまった雨が観測されました。 増水する程ではなくても、状況が変われば渓魚も動く、そんな直感が働いたのです。
早朝4時00分、雨が降り出しました。 前夜の気象予報では”曇り/雨量0mm”・・・。 急いでレインスーツに身を包み、只見川支流の伊南川へと降り立ちます。 水温は12度で適水温。しかし川の水質は前夜からの雨泥水が混じり、不良な状況。
朝一番で予定していた”釜”は泥水が流れ込み、茶色に染まり透明度は殆どなし。 それでも渓魚が潜みそうな場所を探索しながら63mmのルアーを放り込むと・・・。 流芯の真中でミノーにアタリが!? 直ぐにアワセを決め、絞り込まれた7フィートロッドを操作し、慎重に寄せを行います。
濁水の中で少しでも視認性を与えようと63mmのミノーを選びましたが・・・。 結果として選択は正解。掛かったのが尺山女魚なのは手応えで判りました。 ぐるぐると回転しますからね、山女魚系には独特のやり取りと感触があります。 前回、別の場所で眼前Uターンしていったサクラマスの大きさは50cm級だったので、 早朝の尺山女魚のキャッチは、大変に幸先の良い結果だと思いますな。笑
降雨は徐々に収まり、曇りになったかと思えば再び雨が降り注ぐ、その繰り返しに。 しかし川に流れる濁水の状況は、状態不良のまま回復しません・・・。 この状況でも納得のいく釣果に、先ずはノルマの達成感と共に満足感も得られます。笑
夏至の直前なので、昼の長さが1年で2番目の日。 気温19度、水温12度。 残念ながら天が雨雲に覆われていますが、予報外れで早朝から降り注ぐ雨には閉口。 緑の雨渓、と云える景色なら風流で良いのですが、ここは奇岩が並ぶ不毛地帯・・・。 春先の洪水的な増水の跡も、岸辺には未だに露見されています。
上空では大型の猛禽類が旋回して飛び回り、時々水面の何かを捕食。 おそらくはウグイなどの雑魚かとも思いますが、捕食対象は確認は出来ず、暫し観察。 やがて付近が明るくなり、前夜から不眠の夜討ち朝駆け的な移動による只見入りの 疲れを癒すため、一旦自車まで戻ることにしました。 ・・・正直に記すと、嗚呼眠い。笑 (次のページ(2)へ続く) |