道標



2013年7月6日、気象庁が関東甲信地方が梅雨明けしたとみられる、と発表しました。

今年の梅雨明けは平年の21日よりも15日早く、1951年の統計開始以来4番目の早さ也。

7周年を迎えた当HP 「Are you aqualist?」 にも今夏梅雨中には記録的な事件が・・・。




2013年6月20日の渓流釣行にて、心が奮える程の大岩魚を釣り上げました。

今だから明かすと、執着していた事項が幾つか協和音的に作用した結果でもあります。



「天候」 「水位」 「餌」 「場所」



そう、唯の当たり前のことにどれ程の執着があったのか、そこが大切なことでした。



早朝が過ぎた日中は曇天/雨天のほうが釣れます。増水中や増水後が釣れるのも常識。

ルアーでミノーを操る以上、雑魚の稚魚が沸いてるのは好条件。

そして、己が信じる渓流を選び、その時に自ら渓谷に降り立つのも当たり前のこと。

それを結果論だと思う無かれ。 当たり前の積み重ねこそが、結実する種であり道程也。







その夜、只見から日帰りで茨城に帰着すると、迎えた週末には気力が一旦途切れる事態に。


・・・梅雨の紫陽花の名所、雨引観音に行ってみましょうか・・・。



紫陽花は渓流や山岳地帯で見かけないので、個人的には鑑賞用花の認識。(=非野生種)

そうなると、古寺や神社で観るのが協和音的で良。 ・・・何でも渓流所以で考えるのは反省か。





紫陽花・・・。全国何処でも咲いているので、足を止めて観る機会もありませんでしたが・・・。

調べてみると、植えて咲いた土壌の性質によって花の色が変化するとか!

土壌が酸性なら青、アルカリ性なら赤。 まるでリトマス試験紙の様相ですな。笑





茨城で休日に写真を撮っていると、何やら”普通の人”に戻れた気がします。

もちろん、渓の自分は”大それた人”などではなく、唯の”変人”だと自認していますが。笑



しかし、デジカメ撮影では角度や構図に拘ってしまい、なかなか撮影が進みません。





寺で放し飼いの鶏が綺麗でした。 どうやら孔雀も放し飼いにしているらしいですが・・・。


この日はこの鶏の他には鴨などが池にいました。

折角なので、孔雀も見たかったかな・・・。


撮影終了、梅雨の紫陽花と雨引観音。 観光地の少ない茨城では貴重な名所ですな・・・。

前年の今頃は”夏の霞ヶ浦、白鳥一家”の観察/撮影に凝っていたのを思い出します。笑







さて、前回釣行時に14年目で壊れた「 RYOBI ZAUBER VS1000Zi 」(旧:RYOBI モデル)。

次代の渓流の代替リールとして、STELLA 2000なども所有する私が選んだのは・・・。

ZAUBERと同じく、1990年代製造の「ABU Cardinal 33 」(旧:Mamiya OP 販売モデル)。


何故、21世紀の今更に ABU Cardinal 33 なのかと云うと・・・、 ”性能”で選びました。


良くないことに、Cardinal 33 を語る人は”愛着”だとか”洋物古物のノスタルジー”を述べる人が

多い様子ですが・・・。 私に必要なのは”性能”です。


それは国産新型リールに比する”性能”ではありません。実釣に足りるか否か?の”性能”です。

国産・洋産などにも拘りがありません。糸ヨレやベールスプリングの欠陥など幾度も経験済み。





14年間も国産の実売価格5千円程度(旧:RYOBI、釣具事業撤退時の放出品)のリールを

使い続けた私ですからね・・・。 他に6万円〜8万円の国産リールも4機所有していますが。

長く使うとリールフット部に塗装の劣化や多使用傷が現れます。

写真(左↑)がメタル製のABU Cardinal 33 、(右↑)が樹脂製の ZAUBER 。

ベールスプリングが破損するのは、ABU Cardinal で約2〜3年毎。ZAUBERは14年目で初。

STELLA 4000HGでは、ソルトでの使用2年でベール開閉部が2回破損したことがあります。





そんな記事を書いていると、どうしても ZAUBER を修理してみたくなりました。

リールメーカーが修理用部品を揃えている期間は製造終了後6年間。メンテ対応のためです。

RYOBIは釣具事業から撤退し、ブランド譲渡した先の上州屋様が応じてくれる訳が無く・・・。


辿り着いた先は近所のホームセンター「カインズホーム」。

真鍮製よりも寿命の長い、ステンレス製の押バネを充てて修理。材料代は128円。笑

しかもペンチで長さを詰めて使用したので、もう一度修理する長さ分のバネが残りました。


折角、ABU Cardinal 33 を再メンテし終えたのに・・・。まぁ、良しとしますか。

そして、我が RYOBI ZAUBER VS1000Zi 、祝・戦列復帰オメデトウ也! 笑



(完 :気象庁、2013年梅雨明け発表の夜、起稿。)







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