共感と、微共感と、苦い経験と (2016年雑記)



他所のHPを拝見していると、渓流も4月を迎えて徐々に盛り上がってきていますね。

とっても共感を覚える記事も発見していますが、私的には微妙な記事もあります。




微妙というのは”マイナスな意味”ではなく、自分の過去の悪い経過を思い出して

苦い経験を反省するような、真に共感すべき記事のことですけどね・・・。


その一つが「本流の大物を狙う」→「結果は撃沈」→「苦悩する」的な他所の記事。

これは殆どのアングラーが必ず辿る通過儀礼の様なものです。笑


もちろん百戦練磨のエキスパート様の記事から本流素人様の記事まで様々ですが。




私の偏った経験から書かせていただくと、本流釣りはとても「簡単」です。

32cm〜38cm位の大ヤマメなどは、釣行1回毎にほぼ毎回狙えます。

年間で10回釣行して4〜7匹はキャッチできます。(概ねバラシ数も同数。)

・・・ただし、釣れない年(遡上数や回遊数が少ない年)は全く狙えません。

厄介なのは、釣れない年が2〜4年続くことがあることです。

特にこのタイミングで本流病を患うと、大変な目に遭いますのでご用心を。




エキスパート様は「簡単」を経験しつつも、難しい年を攻略するべく奮闘している

記事が多いですね。やがて大物をキャッチしていく展開が多く、私は共感します。


続いて苦い系の記事では、特技が別にあるアングラーがトロフィーサイズ狙いの

本流アタックを思い付き、撃沈を繰り返す苦悩系の記事のことですかね・・・。


気持ちは分りますが、結果が遠く苦悩的な展開が多い割にはあっさり特技に戻って

同日中に浅い渓流で短尺柔軟ロッドを振っていたりするので微妙な記事に感じます。




独断偏見で書きますと、概ね35歳までに「簡単」を経験していないアングラー様は、

その後も長く永く苦戦すると思います。平たく云うと、適性が低い所為ですかね・・・。


それでも「本流釣りの1匹は渓流の10匹に値する!」と云われる格言通り、挑戦を

続けるアングラー様は多いでしょう。




北は北海道から南国九州の宮崎(↑)まで、怪物ヤマメは全国各地に実在します。


結果を得る近道は、「釣れるまで釣る! 釣れるまで通う!」これに尽きますね。


そして「簡単」を経験しているアングラー様は、私の及ばない怪物ヤマメの50cmの

大台に何れ到達することでしょう。




でも、釣りの神様が己の知らぬ内に勝手に隔たりを設定し、苦悩の度合いを180度

違う性質で与えて下さるこの適性とは・・・、随分と難儀なものです。


でも安心を、本流が苦手なアングラーは大抵ズバ抜けた他の特技を持っています。

フライフィッシングの名手であったり、源流釣りのエキスパートだったり・・・。


人生は楽しんだ者が勝ち、苦悩が楽しめない人は苦悩から遠ざかることも大事かと。

そう、考える筆者の雑記でした。 ・・・暴言雑言スミマセン。笑



(完) ※筆者の苦い経験とは、台風暴雨中や夜午前3時半の本流釣り諸々です!








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