あなたのリールは何キログラム?(前編)


2021年の正月は、自宅にあるオフショア・ジギング用の大型リールのメンテをしました。

当WebPageの禁忌事項として、タックルレビューはご法度にしていたのですが・・・。



(↑)既に20年以上前のクラシック・リールなので、今更に褒めようが貶そうが影響や反響は

無いでしょう。(※ご法度の理由=タックル自慢とか"物に対する主義主張"等が嫌々也。)



(↑)1999年ごろ、私にオフショア・ジギングゲームを教授していただいた方に勧められて

「初めてのリール(入門用)」として購入したのがペン・スピンフィッシャー8500SSJ。笑

今にして思えば茨城近海は水深35m〜60mほど。青物が用途としても超過スペックですな。

しかし、私にとって 8500SSJ が、1stリールになることが決定した瞬間でもあります。




(↑)8500SSJから後日、次に購入したのは ペン・スピンフィッシャー9500SS。笑

先の教授者に「鈴木氏に9500SSは必要なリールですよ」と言われて入手しましたが・・・。

意図せず、”ハイスピード・ショートジャーク”というジギング技法の修練に活躍することに。

当時、世界規格の大型スピニングリールの上(大きさ)2基を入門用に購入したのは・・・。

希少で、素晴らしい体験だったと思います!(ちなみに現在のステラ10000,14000相当)




(↑)3番目に購入したリールは AbuGarcia ULTRA CAST 6501C Hi-Speed Winch Plus。

海ではスピニングの複雑な機構よりも、単純なベイトリールを信頼する考えがあった時代。

自らの体験で正解を得るまでは、異なったメカニズムにも慣れておこうと考えたのです。

しかし1999年当時、左ハンドルのジギング専用のベイトリールは市場には絶無・・・。

ジギング専用リールは MARFIX(右のみ) の他、当時でも良品が幾らかありましたが・・・。

右ハンドルが主流だった理由は、餌釣り用を流用品(Abuの大型ベイト等)としてジギングに

転用されていた時代だったからです。バス用のベイトリールでさえ、右ハンドルが主流。

唯一無二の左ハンドル+ジギング専用モデル Abu UC6501C に飛び付いたのは必然でした。




(↑)しかし・・・、しかしですよ、やはり外国産の到達点は、その後の国産ベイトリールに

扱いやすさの点で敵わなかったのが残念でした。ひいき無しに書きますと、ライントラブルが

概ね釣行日の5〜6時間使用中に約1回発生します。これは致命的でしたね・・・。


「巻き始めは糸ふけに注意し,途中もテンションを失わず,竿を粗暴に煽りながら巻かない。」


そんな使用法が青物ジギング中に完遂できるわけがありませんでした。(※私のみの感想!)




(↑)そんな中、私の1stリール(PENN 8500SSJ)は常に大活躍でした。粗暴に扱っても、

メンテナンスが悪くても、ストッパーが甘くても(瞬間的な逆転防止機構的なものは無し)、

全く気にならない性能を発揮してくれました。そして圧倒的な糸巻き量を誇ります。

丁度そのころ、シマノ製のSTELLAシリーズに10000番と16000番がラインナップに登場。

オフショア用でも国産リールがあらゆる性能で外国製の大型リールを凌駕し始めたころでした。

2000年代になるとシマノ製STELLA(SW)シリーズやダイワ製SALTIGAシリーズが発展、完全に

オフショアのキャスティングもジギングも、ディープでさえ性能上は国産が最良となります。


さぁ、私の PENN 8500SSJ は如何に生き残っていくのか?その辺りは次回(後編)になります。


(次回(後編)につづく)






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