Orvis伝統のCFOフライリールが復活とか。(Orvis CFO II:#1〜3:Made in U.S.A)


正月に大手アウトドアショップから ティムコ 社の2024年販売カタログをいただいたので、

心がざわついたことなどを少々披露します。


★アーバーフライリールの原型が復刻★


オービス社の創業者Charles Frederick Orvisの頭文字を冠し、世界中のフライフィッシャーに

愛されてきたCFOが発売50周年を記念して再登場しました。元々はイギリスのハーディ社で

作られたダイキャスト製(鋳物)でしたが、その後に耐久性の高いバーストック(マシンカット)に

製作方法を進化させ、さらにはアジア製、アメリカROSS社製など様々な変遷を経てきましたが、

今回再びリリースされるCFOはミラージュシリーズ同様のMade in Americaの一品。

形状はシンプルなクリックアンドポウルのドラグで初代を思わせるボディ側のリベット仕様です。


2023年に#3〜5ラインにマッチするIIIが先行して販売されましたが、2024年春には遂に日本の

山岳渓流にマッチするCFO II(#1〜3)が復活です。気になる値段は税込み52,800円。


私の所見を述べさせていただくと、フライリールの「Orvis CFO II / III」は、昭和〜平成の

フライフィッシングブーム期のフラッグシップを彩った名機です。

当時から既にクラシックモデル(主にハーディ社製の1970年代モデル)も人気でしたが、

当時販売の最新版も高嶺の花であり、多くのフライフィッシャーが時代ごとに常に憧れる

存在でもあったのです。


そして日本人の多くがカタログ性能と実売価格(割引率)を考慮して「物」を購買する性格の

ため、結局入手したのは、アルトモア(D社)やフリーストーン(S社)などの国産品が主と

なっていた時代(平成初期ごろ)でした。


敢えて云いますが、CFO愛好家はコレクターであり、フィールドでも出し惜しみをしない様な、

そんな勇者でしか扱えないリールでしたね・・・。(偏見的な私見ですみません。)



(↑こちらは、Orvisの新製品。)

おそらくこの記事では共感を得ることは叶わないと思いますが、誤解無きよう申し上げると、

Orvis CFO II / IIIは、フライフィッシングを愛し、洗練された魂にこそ相応しいリールだと

思います。(※人気品は、近年は販売終了後を狙った投資の対象品なのでご注意を。)


そう、私にとっての高嶺の花とは、永遠に高嶺に在り続けるものなのでしょうね。


(完)






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