2011年05月01日
天候: 雨/曇り/晴れ。
気温: 15度。
水温: 10度。
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2011年5月1日 栃木県 鬼怒川水系 湯西川 (後半、鬼怒川本流) 今回の湯西川下流は”やがてダム湖底へと沈む渓谷”。 鬼怒川水系の湯西川にて、若かりし頃からの思いを果たす瞬間が遂に訪れました。 それは10年前、那珂川の釣場で出会った某ルアー・フライ雑誌のライターの一言。 「湯西川に通えば、大岩魚・大山女魚なんか直ぐに釣れるぞ。」 しかし中々結果が出ず(?)、真贋を確認したい思いを果たす瞬間も無いままに・・・。
さて、今回の目的の1つは湯西川下流域の最終年の実釣行。 建設中のダムを見たことがある人は多いかもしれませんが、湖底に沈む直近の渓谷を 見た人は少ないでしょう。 (写真↑)ダム本体から写真の手前が上流側になります。 水没地の山斜面は全ての樹木を伐採します。 後で樹木が湖面に浮いてくると処理が大変ですから・・・。 自然を改変するのはそれだけではありません。ダイナマイトによる発破・掘削があります。 が、それについては又後に書きます。
水没予定地にやってきました。今夏には伐採・発破作業によりこの現況も無くなる予定。 以前、何度も訪れた良渓区間だったのですが・・・。 先ずはルアーをキャスト。GW中なので、どれ程の反応があるのやら・・・。 すると・・・!!
太い!! 湯西川に棲息する日光岩魚は相変わらず太いです。笑 釣り開始が午前8時半過ぎと出遅れたハズですが、思いの他に良い反応です。 およそ3度のバイトの後のフッキングでした。 そして、その瞬間は突然に・・・!!
大淵がいくつも在る区間で僅かにフラットな区間。 観光客でもスニーカーで近づける様な山道脇でそのポイントを見逃しませんでした。
ルアーを”水流のヨレる”僅かな岩盤の割れ目の直上を通します。 ・・・一発で食らいついて来ました! 慎重に寄せを行い、いざネットランディングする瞬間になると、トラブルが発生。 (・・・ネットより大きくて入らないぞ!!) 1分ほど泳がせた後、自らのタックル・ライン・縛り目を信じて一気に宙へ飛ばしました。 やった、やりました。計測すると39cm。40cm手前ですが大満足ですよ。笑
東北の良渓でも中々お目にかかれないサイズで暫し放心。 音に聞こえし湯西川、確かに凄いですな・・・。 (実は微妙に増水が未だ収まらず、私の他に釣師はゼロ。)
その後も流芯から岩魚が飛び出ます。 が、心の中では”ある思い”が木霊(こだま)します。 (・・・こんなに楽しいことは他にない・・・。こんなに素晴らしい渓なのに・・・。) (次のページへつづく) |